アオジソを室内で水耕栽培

リビングに植物を置きたいな、どうせなら食べれるものが良いかなと思い、室内で水耕栽培をやっています。
自宅で野菜を育ててみたいけど、虫は苦手で日焼けも嫌だし・・・といった際に検討対象になるのが室内での水耕栽培かなと存じます。本記事は室内でアオジソを水耕栽培でそ育ててみた記録になります。開始から4週間で収穫できました。
カビや藻などの発生を抑えるといった維持管理に気を付けたいところはありますが、室内なので虫食いは回避でき、LEDライトで光を安定供給するので紫外線は気にしなくていいし、エアコンによる室温管理で季節を問わず開始できます。ご検討の一助になれば幸いです。

栽培記録_1(初日)

水耕栽培をするには設備と育てたい植物の種子がないと始まりません。私は栽培設備にアカリーナという市販キットを購入しました。植物を育てられるほどの強いLEDライトなので明るく目立ちますが、白色の筐体で落ち着いた印象を与える見た目なのでリビングに設置するに適した市販キットかなと思います。キットの仕様は設備・備品で記します。

さて、上記のような水耕栽培設備を準備できた前提で進めます。キットならば取説を読んで進めればばOKです。私は図のように進めました。

栽培記録_2(発芽から1週間)

アオジソの種子を湿らせたスポンジの上に置いて、光が当たらないように蓋をしてから3~4日で芽を出しはじめました(写真)。そこから半日ほどおいて双葉が開きかけたタイミングで蓋を外して光を供給、さらに3日経過(種をまいてから1週間)で双葉が完全に広がり、双葉の付け根から本葉となりそうなものを確認できるようになりました。

栽培記録_3(双葉が広がってから3週間経過)

双葉が広がってからは週1回ペースで栽培容器の水を全部交換して容器内壁に付着しているコケのような緑色の物体を拭います。その際に新しく注ぐ水は水耕栽培用の液体肥料(ハイポニカ)を溶かした溶液を用いました。ここからは成長が早く、1週間で本葉が4枚出てきました。先に広がった本葉はシソというようりはバジルのような丸みのある葉で、その上の葉は先が尖っておりシソの感じが出ています。

さらに1週間ほど経過して本葉が2枚増えました。小さいながらも細かなギザギザした葉となっており、アオジソに見えます。

さらに1週間経過して、良く成長しているほうの株は4枚の本葉が出てきました。

栽培記録_3(栽培スタートから4週以降)

ここからは週1回の水換えを継続しつつ、ひたすら消費するターンです。コンビニで買ってきたお蕎麦の薬味として1枚ずつ食べていきました。

発芽してから4週間経過した段階で栽培設備の栽培可能な高さを超えるまでに背を伸ばしたので頂芽となる部分を切除して側芽が育って横へ伸びるように仕向けます。

かなり大胆に切除しましたが、2週間も経過すれば新たな葉が広がってお蕎麦の薬味や揚げ物などの総菜の色どり程度の消費ならば十分に賄えるくらい収穫できるようになります。

ここからさらに成長は早くなり、2週間程度でまた天井のLEDに触れるほどに上にも横にも葉を広げます。

⑥から③くらいになるまで除去した葉を大量消費して、たらこパスタの色どりにしてみました。

2週間後には同量程度のアオジソを収穫できます。スーパーで販売されているアオジソよりは見た目緑色は薄く、香りも少し弱いかもですが、太陽光を用いずに室内で栽培したわりには十分美味しいのではと思います。

使用設備・備品

水耕栽培を開始するに準備した設備を記します。
・水耕栽培キット:MotoM led水耕栽培キットAkarina01 (OMA01)
・液体肥料:協和 ハイポニカ液体肥料

アカリーナは下10cm程度の半球状の台の部分に3つの栽培容器を設置し同時に3種の植物を栽培できます。栽培容器には約500mlの容量の水が入ります。また容器付属の蓋には4か所の穴が設けてあり、穴を塞ぐ栓も付属されます。付属のスポンジを埋め込めば4つまで同時に種まきできます。種には発芽するしない、また発芽後の成長具合を見て良いものを残す といった運用が可能です。
LEDライトには自動点灯消灯の機能が搭載されています。連続点灯時間は16時間です。LEDの色は白色なのでルームライト代りにもなりそうです。
栽培容器からLEDの設置された上部までの間隔は約16cmです。運用では縦方向ではなく横方向に成長するように頂芽を除去して側芽を上手く育てるのが良いような気がします。

ハイポニカについて、内側のキャップは素手では外しにくいので、外側のキャップをかぶせてネジ部を利用して引っ掛けて外すと良いかもです。



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