イチジク 2021年栽培記録

栽培
Photo by Martin Angelov on Unsplash

ウイルス騒動でコープなどの宅配サービスにてお家から出ずにお買い物なさる方が増えたかと存じます。謹慎ムードのなか、お家で出来る新しい楽しみはないかなとコープの広告を拝見していましたら、苗木を販売していることに気付きまして、簡単で育てやすく収穫を楽しめるとされるイチジクを購入しました。
本記事は2021年4月にコープで購入したイチジクの栽培記録です。一年目で実は成ったのですが店で売っているような色にはならず、12月頃の葉が落ちるタイミングで一緒に落ちてしまいました。そんな記録をまとめて次の年に備えようという趣旨のものです。これからイチジク栽培をトライしてみようかとお考えのあなたの参考なれば幸いです。

イチジクについて

本記事で栽培しているイチジクは「桝井ドーフィン」です。
イチジクの原産地はアラビア南部や南西アジアといわれており、メソポタミアでは6千年以上前から栽培されていました。日本には江戸時代初期にペルシャから中国を経て長崎に伝来したとされる説があります。
イチジクは挿し木で増やせ、品種も多く作出されています。イチジク属の植物は自然ではイチジクコバチ属の蜂が共生しており受粉を助けてます。日本にはイチジクコバチは分布しませんので、主に単為結果性品種が栽培されています。掌状の葉が3つに分かれているものは江戸時代に輸入されたもの(蓬莱柿)で、5つに分かれているもの(桝井ドーフィンなど)は明治以降に入ってきたものとされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF

育て方

購入したイチジクの苗木には下記の取説が同封されていました。

コープにて購入した時期は4月頃です。入手翌日には苗木を7号素焼き鉢に植え替えました。

植え替えは下記のとおり実施しました。
・水抜きの穴を出汁パックで塞ぐ
・鉢底石を底面を覆う程度に敷く
・苗木をポットから取り出した塊の状態で鉢に挿入
・鉢内の隙間を果樹用土で敷き詰める(鉢から溢れるくらい)
 ※敷き詰める途中でマグァンプKを5g程度混ぜ込む
・鉢受けに水が溜まる程度に水を与える

栽培記録

6月3週までの記録が外付けHDDの故障により失われたのでありませんが、基本的には週1ペースで写真を撮りました。

水やりについて、最初は週1回程度でした。そのころの苗木は葉が全く生えていない状態でした。
葉が生えてきてからは週1ペースでは追い付かず、一度すべての葉が落ちてしまいました。7月1週や4週の時のようになり、ちょっと触れたり振動を与えるとポロっと葉が根元から落ちました(5月末頃?)。水を与える量が少なかったのではと思い、2日に1回ペース(朝に一度だけ)にして持ち直しました。

ですが7月1週で再度同様の状態となり、毎日1回水を与えるようになりました。今度は葉が全部落ちるという事態は避けましたが、葉が病気と思われる状態を示しました。 7月4週については、朝の水やりをせずに昼過ぎ確認したら写真のように萎れていました。たっぷり水を与えると翌日には張りを取り戻しました。日が昇って気温が上がりだす前に給水が必要なようです。

家を2,3日空ける予定があったときは、事前にミズゴケで露出している用土を覆い、水分の蒸発を防ぎ、水やり当番(100均で販売されるペットボトルキャップ)を設置していました。ペットボトル内の水はほとんど減っていませんでしたが、イチジクの状態は良好でした。天候が曇っていたことが良かったのか、ミズゴケが効いたのか、もしくはその両方が影響したか。運が良かったです。
その後10月までは毎日水やりを実施しましたが、11月に入ってからは週1回ペースへ落としました。葉は12月に入ったあたりで黄色になり、完全に黄色へ変化したと思ったら一気に落葉しました。

実の記録は下記のようになりました。

実を確認したのは9月の2週目です。その後1ヵ月程度で実の肥大化は収まり、そこから1ヵ月は変化がありませんでした。

さらに1か月後の11月3週目で赤くなってきたとおもったら12月3週目に落下していました。
「桝井ドーフィン」は夏も秋も収穫を楽しめる品種だそうです。今回満足に収穫できなかった要因として、初夏の水やり不足、秋に入ってからの日照不足かなと考えます。集合住宅の賃貸住まいなので、日が足りないならば十分に照らしてもらえるよう、近所迷惑にならない範囲で丈を伸ばすしかないかな?

ちなみに落下していた実は回収し、嫁さんが砂糖漬けへ調理してくださいました。
味は良かったのですが、イチジクとは思えない弾力がありました。

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