2022年前半 イチジク栽培記録

栽培
Photo by Martin Angelov on Unsplash

賃貸集合住宅のベランダの片隅でイチジクの鉢植えを栽培しています。おうち時間の楽しみを増やすべくスタートさせた企画ですが、まだ幹も細くて若い苗木だったからか初年はちょっと悔しい結果でした。

結実の時期が遅く未熟な状態で落下してしまったので美味しくおただくのに嫁さんに奮闘してもらいました。

今年は果たしてどうなるのか、はじめての越冬にあわせて剪定を行い、葉が生えていない状態で春を迎え、真夏に入ったころにはどうなったのかを振り返ってみました。これからイチジク栽培をトライしてみようかとお考えのあなたの参考なれば幸いです。

イチジクについて

本記事で紹介しているイチジクは「桝井ドーフィン」という品種です。
イチジクの原産地はアラビア南部や南西アジアといわれており、メソポタミアでは6千年以上前から栽培されていました。日本には江戸時代初期にペルシャから中国を経て長崎に伝来したとされる説があります。
イチジクは挿し木で増やせ、品種も多く作出されています。イチジク属の植物は自然ではイチジクコバチ属の蜂が共生しており受粉を助けてます。日本にはイチジクコバチは分布しませんので、主に単為結果性品種が栽培されています。掌状の葉が3つに分かれているものは江戸時代に輸入されたもの(蓬莱柿)で、5つに分かれているもの(桝井ドーフィンなど)は明治以降に入ってきたものとされています。

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF

育て方

購入した苗木には下記の取説が同封されていました。管理法は取説や下記サイトを参考にします。

ご参考

イチジク(無花果)の育て方 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
いちじく(無花果・イチジク)の植物図鑑・育て方紹介ページです。ここでは基本情報のほか、水やりや病害虫、選び方、増やし方、肥料や用土などの詳しい育て方などを紹介します。

苗木は一年前に鉢へ植え替えたところなので今年は剪定のみを実施しました。
実施時期は1月頃。苗木の休眠期の間に行いました。選定した枝は秋に結実した枝で、付根から15cm程度かつ新芽(のようなもの?)の少し上を切断しました。

ちなみに使用している鉢は7号素焼き鉢です。保水力を増すためにミズゴケで露出する用土を覆っています。

栽培記録

週1ペースで写真を撮りました。

水やりについて、1回あたり500mL程度の水量を与えるとして、4月中旬までは三日に1回程度。最高気温20℃を上回るようになれば毎朝1回。最高気温が25℃以上になるころには毎日朝晩1回のペースで実施しました。給水量が少ないと5月1週のように葉が力なく垂れ下がります。昨年はその状態で長く放置したためか一度葉がすべて落ちてしまいました。
肥料について、選定と同時期(休眠期)に1回だけマグァンプK(緩効性化学肥料)5g程度をミズゴケの上に散らし、その後葉が生えてからは週に1回だけ水やりの際にハイポニカを規定量混ぜて与えました。

結実について、上記管理の効果なのか今年は6月初めには実が大きくなりはじめました。

ただし7月末段階で熟したような色にはならず。こういうものなのか日照不足か管理方法が適していないのか、楽しみ半分、不安半分です。

進捗報告

昨年より早い段階で実が成って大きく膨らみました。水やり頻度に注意し、しなびることを回避できたのが功を奏したかと考えています。ただし2ヵ月経過しても熟したような色にはならない状況。そのまま食べれる状態で収穫できるのか・・・その点は不安です。

また、よくみると先端の葉の付根付近に実が成りそうな兆候がみえます。引き続き 水やりを注意してきたいです。秋も楽しく観察できそう。

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