賃貸で小さな古代魚を飼育

本記事はポリプテルスセネガルスの飼育記録です。

ポリプテルスはデボン紀(約4億年前)に発生して現代まで発生当時とほとんど姿を変えずに現存するとされる古代魚です。
野生下ではアフリカでのみ17種ほどが確認されています。成魚サイズで25cm程度のものから100cmを超える程に成長するものまで存在する中、大型魚です。いずれも肉食性の淡水魚です。我が家は賃貸で大きな水槽を構えられないので飼育下では30cm程にしかならないとされるポリプテルスセネガルスを飼育しています。

飼育設備

賃貸で床を沈ませたりするのが怖かったので60cm水槽で単独飼育です。具体的には鈴木製作所らんちゅう水槽(60cm×45cm×高さ30cm 水量:約65L)を設置しています。一般的な60cm水槽(60cm×30cm×高さ36cm 水量:約57L)よりも奥行方向に幅をとりますが、10%程度水量が多くなり高さが6cm低くなるのでメンテナンスがやり易くなります。荷重分散板を敷いて180kg/m2(住宅の居室の床の耐荷重基準値)に達しないように配慮しています。


下図は設置イメージ。水温管理は夏場にエアコン、冬場は水中ヒーターとしています。

観察記録

生体の動向は変わらず。空腹のときは愛嬌振りまくが、それ以外は端っこや配管に隠れてジッとしている。空腹状態だと底砂を掘り返すのか偶に底面のガラスが露になっている。

水質状態は悪くないと判断(グラフより)。水質はテトラのアプリと検査試験紙(6in1)で確認しています。


餌について、メインは人工飼料「グロウF」。つなぎに小麦粉を使っていない高級品。ただし飼育個体の一口サイズよりも大きいので給餌を終える頃には底面に残餌がまき散らされる。そこで試しに「グロウF」から「ひかりクレストミニキャットへ」一時的に変更(2024年1月~3月)。ねらいは粒径を小さくすることでのまき散らし予防。1日1回の給餌で10粒程度。小さい粒でもクチャクチャ食べてるが頬張るほどのサイズではないからかまき散らしは解消されて水槽の美観は向上。ただし時々餌を吐き戻す。排泄は確認しているがこの個体にとっては消化器系に負荷を与える餌なのかもしれない。



その他ときどきミナミヌマエビに犠牲になってもらっている。

今後の方針としては餌をグロウFに戻して様子見。餌を戻しても吐き戻すことを確認している。吐き戻すキッカケは分からず。とりあえず給餌は頻度をおとして(週2回くらい?)消化器系を労わりながら様子見します。これで調子が戻るなら給餌頻度を見直してミニキャットを再トライしたい。

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