ポリプテルス飼育記録_18

本記事は小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから18か月目)を書き留めるものです。
こに書き留めた内容が熱帯魚飼育をはじめる切っ掛けや何かしらの役に立てば幸いです。

ポリプテルスについて

デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

種類や飼育設備等は下記が非常に参考になります。

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本記事で紹介している種はポリプテルスセネガルスです。模様がないのでトカゲのような特徴的なフォルムが引き立つ種かなと存じます。野生下では体長40cmを超える個体もいるそうですが、飼育下だと60cm水槽で終生飼育可能なサイズに留まるそう。なので賃貸集合住宅でも水槽台より二回りくらい大きな12mm厚くらいの木板を敷くなどで荷重を分散すれば安心して飼育できます。

ちなみに我が家では らんちゅう水槽 で飼育しています。水槽の底側をメインの生活圏としているポリプは水槽の上側が空いて少し寂しくなりがちですが、水槽高さの抑えられた水槽ならばスカスカな雰囲気が緩和される気がします。浅くなった分だけメンテナンスもしやすくなります。
水量の減少は奥行を大きくすることで解消されます。


飼育記録

水槽内の生体が元気に過ごしている。その様を眺めるのはアクアリウムの楽しみ要素の大部分を占めるかと存じます。その楽しみを継続するには生体の健康維持が大事と考えます。環境変化が激しかったり水が汚れすぎている等の生体にストレスが加わる状況は健康を損なうので水質チェックは定期的に実施していきたいです。そんな思いからに直近三か月の水質変化と給餌量をグラフ化してみました。

水質はテトラのアプリと6in1で確認できます。


こちらで重要視しているものはpHとNO2(最適数値は0.30mg/L以下)とNO3(最適数値は25mg/L以下)の3点です。主に水の汚れ具合に影響する項目です。
NO3、NO2ともに熱帯魚に好ましいとされる値の範囲内で落ち着いているようにみえますが、NO3の検出量が減り、NO2の検出量は上昇傾向です。NO2からNO3へ変換してくれるバクテリアが減っていることが窺えます。この傾向はポンプのメンテナンス後に起こっています。メンテでインペラーに付着したバイオフィルム?を除去したこと、そして給餌量を多めであったことが影響していると推測します。水槽内の環境を安定させるにはポンプのこまめなメンテナンスも重要かと考えさせられます。

補足として、餌は人工飼料と冷凍アカムシを与えています。
水換え頻度は一週間に一回。飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。新しく注ぐ水は飼育水と同じくらいに温度調節してカルキ抜きします。

生体動向・今後の方針

セネガルスについて、夜中にヒーター周りで暴れているようです。暴れた影響かヒーター下側の底砂がまき散らされてガラス面が露出しています。さらに頭部に擦ったような傷が入っています。観察している限りではどうも空腹のときに暴れているようなので、給餌量を増やしてみました。この傾向が続くようならば水換え頻度を見直してみようかと存じます。

回復してくれると良いのですが

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