ポリプテルス飼育記録_5

ポリプテルスについて紹介します。
デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

小離鰭を広げているときの様は恐竜を彷彿させる見た目のお魚です。
本記事は2021年8月9日より飼育を開始した小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(期間はお迎えしてから5か月目)を書き留めるものです。ただのエゴですが末永くお付き合いするために、どのように飼育してきたか残しておこうという意図があります。アクアリウムをはじめて日が浅いですが、ここに書き留めた内容がアクアリウムをはじめる、継続する何等かの役に立てば幸いです。

飼育設備

GEXマリーナ600BKSデュアルクリーンセット(水量51Lの水槽+上部フィルターのセット)にてベアタンクで飼育中です。
水温は25~26℃に納まるように管理しています。
エアレーションは撤去しました。停止してから一か月以上経過して油膜は目立つようになりましたが、水質維持において問題はないであろうと判断しました。水槽内はスッキリしていたほうがメンテナンスが楽なので夏場に入ってからの水温上昇に伴う酸素濃度低下が懸念されるようになるまでは現状維持としたいです。

給餌

一回あたりの量を人工飼料(グロウF沈降性)を3,4粒、おやつ程度に乾燥川エビを1,2匹程度として、3日に一回の頻度で与えることにしました(水質維持と、先に与えた餌が消化排泄されきるタイミングを考慮)。
水換え等の水質が大きく変わる作業をした後の給餌は24時間以上空けての実施としています。糞は確認次第除去する方針は継続中です。
3日に一回の頻度での給餌だからか人工飼料の食いつきは悪くないのですが、以前ほど興味を示さなくなった感じがします。今与えている人工飼料に飽きを感じているのかもしれません。折を見て冷凍アカムシを与えてみるのも良いかなと考えています。保管するために冷凍庫使用の許可申請してみようかなと。

水質

水換えは週一回のペースで、飼育水全量の1/3程度を交換を継続実施中です。新しく注ぐ水はお湯を混ぜて温度を飼育水と同じくらいに調節してカルキ抜きしたものを使用し、水質浄化バクテリア液も追加投入します。バクテリアによって餌の食べ残しや飼育魚の排泄物といった有機物が分解されることでNO2が発生し、さらに分解されてNO3となります。その過程で飼育水のpHが下がります。給餌量を調整しながら週一ペースの水質検査を実施することで、飼育環境(水質)の変化を穏やかにして飼育魚へのストレスを軽減することを図ります。
水質確認にはテトラ6in1を使用しています。今回の推移は以下のようになりました。

給餌量に相関するようにNO3の濃度が変動していることが伺えます。NO2の変動は3週程度遅れている印象を受けます。水質浄化バクテリアは複数種類が水槽内に存在しているだろうと推測しています。各種バクテリアの勢力としてはNO2を分解する種はNO3を分解する種よりも少ないか、活動しにくい環境なのかもしれません。環境の変化は飼育魚にとってストレスになるのでちょっとした変化を加えながら徐々に改善していこうと考えます。

今後の方針

珪藻で覆われたマツモは徐々に崩れていっています。珪藻が遮光カーテンのような働きをしているからかマツモは消耗する一方のようです。
隔離容器内でマツモとミナミヌマエビなどのメンテナンス生体を同居させる策を前向き検討します。

話は飛びますが、温度計はGEX コードレスデジタル水温計ワイドを用いています。水槽ガラス面外側につけるので飼育魚が暴れて外されるような心配はないのですが、水槽ガラス面外側への設置方法は裏面が粘着質のマジックテープを貼り付ける仕様となっています。電池交換のため数回取り外す、水がかかる等によってマジックテープを水槽ガラス面外側へ接着することが困難になってきます。そこで繰り返しはがせる両面テープを用いて設置してみました。その両面テープは耐震目的で家具の足回りに敷くゲルシートのような材質と思われます。水温検知部の高さ分だけ重ね貼り(当方は3枚重ねました)することで次回の電池交換まで外れることはありませんでした。電池交換後も張り直すことなく続けて使用できています。温度計でお困りの方の参考になれば幸いです。

3M はがせる両面テープ 強力薄手 (SRE−12) 12mm×15m
価格:638円(税込、送料無料) (2021/12/25時点)

GEX コードレスデジタル水温計 ワイド 関東当日便
価格:950円(税込、送料別) (2021/12/25時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました