ポリプテルス飼育記録_7

ポリプテルスについて紹介します。
(デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

本記事は2021年8月9日より飼育を開始した小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(期間はお迎えしてから7か月目)を書き留めるものです。ただのエゴですが末永くお付き合いするために、どのように飼育してきたか残しておこうという意図があります。アクアリウムをはじめて日が浅いですが、ここに書き留めた内容がアクアリウムをはじめる、継続する何等かの役に立てば幸いです。

ポリプテルスは上顎が突出するタイプ(パルマスタイプ)と下顎が突出するタイプ(ビッチャータイプ)に分けられます。本記事で紹介しているセネガルスはパルマスタイプに分類されます。市場に比較的安い値段で流通し、飼育環境下では全長30cm程度に留まるとされる、病気しにくく飢餓にも強いということで、古代魚飼育の入門種として挙げれられる種です。真正面から見るとウーパールーパーみたいで可愛いです。

飼育設備

GEXマリーナ600BKSデュアルクリーンセット(水量51Lの水槽+上部フィルターのセット)にてベアタンクで飼育中です。
水温は25~26℃に納まるように管理しています。
水流はできるだけ起こさないように上部フィルターの吐出口をガラス面へ向け、エアレーションはなしとしています。
水質改善補助として、隔離ケースを設置しました(あんまり効果を感じられませんが・・・)。ケース内にはマツモとミナミヌマエビ(マツモのメンテナンス生体)を収容しています。
ガラス面のコケとり生体としてフネアマガイも1匹同居させています。元々は2匹いたのですが不注意で殺してしまったため1匹に頑張ってもらっているのですが、ガラス面の人為的なコケとり頻度が月一回から2週に1回程度に増えてしまいました。

給餌

・一回あたりの量を人工飼料(グロウF沈降性)2~3粒として2日に1回与える
・3回のうち1回は人工飼料を冷凍アカムシ1キューブに置き換えて与える
水換え等の水質が大きく変わる作業をした後の給餌は24時間以上空けての実施としています。
給餌回数を抑えているためか、グロウF沈降性に対する飽きは現状伺えません。
冷凍アカムシを給餌する前日に5~10L程度の水換えを兼ねて糞を除去します(前月よりも少し)。

水換え後にする糞の色が芳しくない(白かったり、半透明)のは相変わらず。ストレスか、餌が体質に合わないのか、改善の糸口はまだ見つからずです。

水質

水換えについて、週一回のペースかつ飼育水全量の1/3程度の交換を基本とし、糞の都度除去は廃止して冷凍アカムシ給餌の前日に5~10L程度の水換えを糞の除去を兼ねて実施するようにしました。糞に粘性が出てきているためかポンプ吸引し辛く、水換え量が若干増えました。
新しく注ぐ水はお湯を混ぜて温度を飼育水と同じくらいに調節してカルキ抜きしたものを使用し、1/3量の水換え時には水質浄化バクテリア液を追加投入します。
水質確認にはテトラ6in1を使用しています。今回の推移は以下のようになりました。

実質週2回の水換えになったためか、NO2とNO3がほとんど検出されませんでした。NO3を0と表示されている(測定下限未満なのかな?)場合は0.1としました。pHは下がっているためバクテリアの水質浄化も働いているようです。
餌の食べ残しや飼育魚の排泄物といった有機物は飼育水中の微生物(バクテリア)の餌となります。バクテリアが有機物(余分な栄養分)を消費する過程で過程で飼育水のpHを下げる成分が発生します。有機物の残留やpH低下は飼育環境(水質)の変化となり、飼育魚の健康を害します。給餌量を調整しながら週一ペースの水質検査を実施することで、飼育環境(水質)の変化を穏やかにして飼育魚へのストレスを軽減することを図ります。検査で得られる数値をみるかぎりでは水質維持できているように思います。

今後の方針

フネアマガイが1匹になってガラス面の人為的なコケとり頻度が体感2倍に増えてしまいましたが、そこまで苦ではなくコケそのものは水質悪化に影響しないだろうから現状維持の様子見とします。

また、人工飼料(グロウF沈降性)と水質浄化バクテリア液の消費期限を過ぎてしまいました。
まず人工飼料に関しては太らせないように絞り気味に与えていたことで半分以上を余らせてしまいました。勿体ないしコスパも悪いので消費期限の長くて体質に合いそうな人工飼料を探してみようかなと考えています。
次に水質浄化バクテリアですが、思い切って止めてしまおうと考えています。冷凍赤虫給餌前の水換え時は水質浄化バクテリア液を入れませんでしたが水質事態は良好でした。この結果から上部フィルター内のろ材に水質浄化バクテリアが十分住み着いていると期待して、水換え後はバクテリア液を入れずに様子見してみようかと考えています。
さて、水換えにはカルキを除去した水を使用するのが必要で、それを用意するために水道水にカルキ抜きを規定量投入します。ここでカルキ抜きについて下記の記事を拝読しました。

https://www.suisui52.co.jp/news/49502.html

節約も兼ねてカルキ抜きを自作するのも面白いかもしれませんね。ポリプテルスは薬剤に弱いといわれています。市販で売られている液体のカルキ抜きを使用していますが薬剤ではあるので、必要以上にいれるのは良くないのかもと感じました。

上記は試しに1回やってみてミナミヌマエビの状態に問題が起こらなければ継続かな。

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