ポリプテルス飼育記録_19

本記事は小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから19か月目)を書き留めるものです。
ここに書き留めた内容が熱帯魚飼育をはじめる切っ掛けや何かしらの役に立てば幸いです。

ポリプテルスについて

デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

種類や飼育設備等は下記が非常に参考になります。

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本記事で紹介している種はポリプテルスセネガルスです。
アフリカにのみに原生していますが、東南アジアでブリードされており、アルビノやショートボディ、ロングフィン(鰭長?)や白色個体など変わった個体も作られるくらい市場に出回っています。野生下では体長40cmを超える個体もいるそうですが、飼育下だと20~30cm程度に留まるそうで単独飼育なら60cm水槽で終生飼育可能ともいわれます。賃貸集合住宅でも60cm水槽ならば耐荷重を考慮しても安心して設置できます。




こちらでは らんちゅう水槽 で飼育しています。水槽の底側をメインの生活圏としているポリプテルスは水槽の上側が空いて少し寂しくなりがちですが、水槽高さの抑えられた水槽ならばスカスカな雰囲気が緩和される気がします。浅くなった分だけメンテナンスもしやすくなります。水量の減少は奥行を大きくすることで解消されます。


飼育記録

アクアリウムを楽しむには生体の健康維持が大事と考えます。水槽内の生体が生き生きしていないとアクアリウムは面白くないと思うからです。水質チェックを定期的に実施して生体が過ごしやすい環境を維持することを目的として水質チェックの結果(直近三か月)と給餌量をグラフ化してみました。水質はテトラのアプリと6in1で確認できます。

こちらで重要視しているものはpHとNO2(最適数値は0.30mg/L以下)とNO3(最適数値は25mg/L以下)の3点です。主に水の汚れ具合に影響する項目です。NO2は一時0.34mg/Lと注意域に達しましたが、今月末にはほとんど検出されなくなりました。NO3も低い値で維持されています。給餌は人工飼料と冷凍アカムシを与えております。今月(2月2週)にはじめて生餌も与えてみました。
水換え頻度は一週間に一回。飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。新しく注ぐ水は飼育水と同じくらいに温度調節してカルキ抜きします。
水質および給餌量のグラフの推移から給餌量の増減で水質の適正化は図れることが窺え、生餌を織り交ぜてもその傾向は変わらないだろうと考えます。ただし同様の給餌や水換え作業を行ってもちょっとした違いは発生し、それが積み重なると今のバランスが崩れると考えます。試験紙の費用は発生しますがこの活動は継続していきたいところです。


生体動向・今後の方針

頭部の傷は回復傾向にある?のか見た目すこし良くなった気がします。現状しっかり餌も食べるし、たまに白い糞をするが排泄の状況も悪くなさそう。現状維持で様子見します。

さて、空腹が原因で暴れているのではと推測して生餌としてミナミヌマエビ20匹を水槽内に放してみました。結果として3日くらいでミナミヌマエビはいなくなっていました。早々に完食してしまい狙った効果(空腹時の紛らわし)は得られませんでしたがポリプの外傷が増えたり、悪化したりはしていないので良しとします。ヌマエビには申し訳ないですが野生的な捕食シーンも見れましたし、それがなかなかに楽しいのでお金に余裕があるときにまた生餌トライしてみたい。

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