2022年後半 イチジク栽培記録

栽培
Photo by Martin Angelov on Unsplash

賃貸集合住宅のベランダの片隅でイチジクの鉢植えを栽培しています。自宅で果実の収穫を楽しむべく、生協で仕入れた苗をテキトーにお世話した記録が本記事です。

結論として、水切れを起こさない程度の簡単なお世話でも昨年8月に生食でも甘さを感じれるくらいの実を収穫できました。

ですが秋果とおもわれる物体は紅葉の時期を過ぎても見た目に変化がないという悲しい結果でした。

栽培記録

収穫できないとは思わず期待しながら苗木の写真撮影は週1ペースで続けていました。
折角撮影していたので前半の記事同様にまとめてみました。

そのまま冬に突入して周りの葉は黄色くなって散っていき休眠してしまったようです。

補足として、使用している鉢は7号素焼き鉢です。保水力を増すためにミズゴケで露出する用土を覆っています。

次の収穫に向けて

7号素焼き鉢に植え付けて2年目となるので、「育て方」で参考にしているサイトの記載に従って植え替えました。より多くの収穫をねらって9号素焼き鉢にサイズアップです。

鉢の中では根が所狭しと詰まっていました。その影響か上手く鉢から抜けなかったので、鉢を砕いて苗木を摘出。このような強硬手段がとれるのは素焼き鉢の利点かもしれません。

さて、苗木に対して鉢が大きすぎると根腐れするかもしれません(給水で消費しきれなかった分で用土の湿気が高い状態が続く?)が、水の消費量が多いイチジクだから大丈夫かなと。

そして、賃貸暮らしだから昨年以上に大きく(どちらかというと高く?)なっては取り回しが厄介になるかもと思ったので、思い切ってザックリ切り戻ししました。愚行?の前後はこのような感じ

茎?幹?が太すぎてクラフト鋏では切断できず・・・しかたないのでリサイクル鋸で切断。きれいな切断面とはいかなかったので、申し訳程度に白色ワセリンを薄く塗って切断面を保護。癒合剤を買うことをケチってうちにあるテキトーなもので手当。この処置で苗木がダメになってしまったら趣味のモノを整理する良い機会ということで。

イチジクについて

本記事で紹介しているイチジクは「桝井ドーフィン」という品種です。
イチジクの原産地はアラビア南部や南西アジアといわれており、メソポタミアでは6千年以上前から栽培されていました。日本には江戸時代初期にペルシャから中国を経て長崎に伝来したとされる説があります。
イチジクは挿し木で増やせ、品種も多く作出されています。イチジク属の植物は自然ではイチジクコバチ属の蜂が共生しており受粉を助けてます。日本にはイチジクコバチは分布しませんので、主に単為結果性品種が栽培されています。掌状の葉が3つに分かれているものは江戸時代に輸入されたもの(蓬莱柿)で、5つに分かれているもの(桝井ドーフィンなど)は明治以降に入ってきたものとされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF

育て方

購入した苗木には下記の取説が同封されていました。管理法はそちらや下記サイトを参考にします。

イチジク(無花果)とは?育て方・栽培方法
いちじく(無花果・イチジク)の植物図鑑・育て方紹介ページです。ここでは基本情報のほか、水やりや病害虫、選び方、増やし方、肥料や用土などの詳しい育て方などを紹介します。

水やりについて、1回あたり500mL程度の水量を与えるとして、涼しい時期は三日に1回程度。最高気温20℃を上回るようになれば毎朝1回。最高気温が25℃以上になるころには毎日朝晩1回のペースで実施しました。
水切れを起こすと葉が力なく垂れ下がります。こうなったタイミングが給水量を見直すタイミングかと存じます。

肥料について、選定と同時期(休眠期)に1回だけマグァンプK(緩効性化学肥料)5g程度をミズゴケの上に散らし、その後葉が生えてからは週に1回だけ水やりの際にハイポニカを規定量混ぜて与えました。

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2液混合するタイプが面倒ならば1液タイプの液肥がおススメです。
1リットルあたりの消費量は2液タイプよりも多めです。


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