ポリプテルス飼育記録_13

アクアリウム

ポリプテルスについて紹介します。

(デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

本記事は2021年8月9日より飼育を開始した小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから13か月目)を書き留めるものです。ここに書き留めた内容がアクアリウムをはじめる、継続する何等かの役に立てば幸いです。

お迎え当初と一年経過しての外観の比較はこんな感じです。

1年飼育して大分ぽっちゃりしてきました。体形維持は当初の目標でしたが達成できず。体長の伸びが控えめなのは飼育環境が影響しているのでしょうか。とりあえず元気に泳いでればそれで満足な心境です。

飼育設備

ポリプテルスは亜種を含めて計17種程度が知られており、体長100cm程度まで成長する種も存在します。
ポリプテルスセネガルスは飼育環境下では全長30cm程度、金魚と同じくらい大きさに留まるとされています。賃貸集合住宅でも安心して飼育できる種です。
飼育容器は鈴木製作所らんちゅう水槽(60cm×45cm×高さ30cm 水量:約65L)にて飼育しています。一般的な60cm水槽(60cm×30cm×高さ36cm 水量:約57L)よりも奥行方向に幅をとりますが、10%程度水量が多くて高さが6cm低いのでお手入れが楽になります。


設置イメージはこんな感じです。

付帯機器は下記です。
・濾過器:GEXグランデ600 上部フィルター
・濾材①:ウォーターエンジニアリング キャビティ
・濾材②(pH調整):ウォーターエンジニアリング リバースグレインソフト6.8
・LEDライト:GEX クリアLED POWER X 600
・ヒーター:GEX セーフカバー SH160, GEX サーモスタット NX003N
上部フィルターの吐出口はガラス面へ向けて水槽内の流れが弱くなるようにしています。底面にはガーネットサンドを薄く敷いています。2L程度です。

LEDライトは昼夜を感じさせる目的で設置しています。点灯時間は8時間です。

給餌・水換え等

給餌量について、人工飼料(クレストフリークボトムズ)を1粒だけ与えます。
餌の吐き戻しを確認した際は1日以上給餌を控えます。また水換えの前日は人工飼料の代わりに冷凍アカムシを1キューブ与えます。日々の手入れとしては、気付いたら食べ残しや糞はスポイトで吸い取って除去する程度です。
水換え頻度は一週間に一回。飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。
新しく注ぐ水は飼育水と同じくらいに温度調節してカルキ抜きします。
上記のルーチンで水質変化の推移を観察しています。水質確認にはテトラのアプリと6in1を使用しています。今回の推移は以下のようになりました。

NO3は低い数値で保たれていますが、NO2が上がってきています。pHも7.5近辺を確認できるので水質浄化バクテリア(水を汚す成分を分解する過程で水質を酸性に傾ける)の活動が下がっているように感じます。水温が上がって溶存酸素濃度が下がり、水質浄化バクテリアが活動しにくい状況にあるのかもしれません。夏場は給餌量を抑えて水質維持に努めた方がよさそうか。引き続き観察を続けようと思います。

生体動向・今後の方針

諸事情で給餌のタイミングが一日から二日空けるようになってひと月以上経ちました。空腹の影響かライトが着いている時間帯でも活動していることを確認できるようになりました(以前は塩ビ管に納まってじっとしていた)。水槽内が明るいと物欲しそうにしている様がよくわかります。それを見てしまうとついつい餌を与えてしまう・・・給餌の時間が定まらなくなってしまいました。いまのところ吐き戻しせずしっかり排泄していることを確認できているので、餌は欲しているときに与えるようにしようかなと考えています。

また、懲りずにフネアマガイを1匹お迎えしました。今回はカミングフネアマガイという種です。殻部に縞模様があるのでオシャレな見た目です。お迎えしてひと月経っていないためか、古参のフネアマガイの勢いに負けて餌が回らず空腹なのか、日中は活動時間外なのかは不明ですがガラス面を張っている様子をまだ確認できていません。それでも毎朝別の位置にいるのでなにかしら活動はしているのでしょう。長期的にお付き合いしたいところなので、pHが下がり過ぎないようには気を付けたい。

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