室内でトマトを栽培してみよう

室内にてレジナトマトを水耕栽培しています。
種まきから実が赤くなるまで3~4か月です。多年草なので気温管理をしてやれば長く収穫を楽しめるそうです。一方で長期的に栽培環境を維持するので水と栄養分を供給する容器にはアオコと呼ばれる微細藻類が発生しやすいです。根がアオコで覆われてしまうと成長が阻害されてしまうので、アオコを抑える作業を定期的に実施するという点では手間が掛かるかと思われます。実際に収穫できるまでの記録を以下に記載してい見ます。種まきから双葉がでて本葉をつけて茎が太くなっていき、気付いたら黄色い花をつけ、枯れたら小さな緑の実が成り、それが大きくなっていって赤く色付いていく過程は見ていてとても楽しいですし、スーパーに並んでいるようなミニトマトができるので達成感もあります。また緑の茎に赤い実が鈴なりにできている様は鑑賞性も高いと思います。これから水耕栽培をはじめようかなと考えているアナタの参考になれば幸いです。

準備品

  • 水耕栽培キット
  • 水耕栽培用の液肥

水耕栽培の環境は、市販のキット「灯菜(アカリーナ)」を使用しています。

アカリーナは自動点灯消灯の機能が付いたLED証明が搭載されているので、電気が取れる環境ならばどこに設置してもOKです。LEDの色は白なのでルームライトとしても利用できるのも良いです。連続点灯時間は16時間なので、朝起きるタイミングにLEDを点灯させて消灯したタイミングが寝床に向かうみたいな利用方法で規則正しい生活を作り出すのも促せるかもしれません。

水耕栽培用の液肥はジャストワン液肥です。途中から安さでハイポニカに切り替えました。こちらは2液を混合して用いるので手間と感じる方はジャストワン液肥のような1液でOKなものをおススメします。

 

日々のお世話

下記を気にかけて維持管理しました。
・週1回ペースで水を全量交換
・背丈の調整
・LEDに当たる葉などは切除
・脇芽の切除

水は継ぎ足しせずに週に1回だけ水位が満タンになるように全量交換しました。水分不足の時に現れる症状の気根と呼ばれる茎部にポツポツした白い部分が発生していますが、1週間程度なら継ぎ足さずとも容器内の水が完全になくなることはなかったです。全量交換する理由として、アオコの発生を抑えて根を清潔な状態に保つことが狙いです。容器内壁はアオコが付着しますが、水は緑色になることはなかったです。

成長記録

種まきから14日間の様子です。2月初旬の寒い時に種まきしたためか芽を確認するまで約7日でした。そこから更に7日程度経過して双葉がでてきました。

双葉を確認してから7日経過(種まきから21日後)し、本葉を確認。さらに7日経過で本葉が大きく広がり、また7日経過で本葉の数が増えています。

種まきから42日~56日経過。アカリーナの天井に届くまでに成長し、ほんのりトマトの香りがするように感じます。

種まきから63日目でレジナトマトはLEDの天井に葉が触れるまでに成長しました。LEDをもっと高いところへ設置はアカリーナの仕様上できないのでレジナトマトの背丈をある程度の高さに収まるように茎の下側を切除する必要があります。そんなときの対処法はアカリーナの取説に記載されていますのでその通りに実施します。上半分だけ残すように大胆に切除しても挿し木をしておけばOKです。7日程度で立派な根を確認できます。

そこからさらに7日(種まきから77日)で花芽を確認できました。そこから3日経過して花が咲きました(種まきから80日)。

この段階でさらに成長しており、ところどころ天井のLED部に当たってしまう葉なども確認されます。そのままだとカラカラに枯れてしまうだけなので早めに切除して別のところへ栄養が届くようにします。写真のような脇芽も栄養を取られないように適宜切除します。

花が咲いて3日程度で実をつけました。そこから14日程度は実は緑色のままで少しずつ大きくなっていきました。

種まきから98日目で実が赤くなっているものを確認し、101日目には連鎖するように色がついていき、105日ですべての実が赤くなりました。

ちなみに収穫したレジナトマトは生で食べると、ほぼ水とってもよいくらいに味が薄かったです。なので奥さんがオーブン加熱で水分を飛ばして乾燥トマトぽいものに加工してくれました。酸っぱさが強調されましたが、トマトの味が感じられて美味しくいただけました。また、ミートソースに混ぜても美味しかった(溶け込んで分からなくなった?)です。

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