ベランダのビオトープ_立ち上げ1ヵ月後

4月下旬になり、朝晩も気温が二桁台と過ごしやすい時期になりました。
気温が上がってくるとメダカの活性も上がり日の出頃には水面に上がってきて泳ぐ姿をよく見るようになっているかと存じます。とても気分が上がりますね。

さて、本記事はメダカを生存維持させるためにビオトープの環境がどうなっているかの観察、それを振り返る記録みたいなものです。
これからビオトープをはじめてみようかなとお考えのあなたのご参考になれば幸いです。

飼育設備

鉢は容量23Lのポリプロピレン製のものです。


設置場所はベランダです。
床に直接ではなく板を間隔を空けて置いた上に設置することで夏場の水温上昇の軽減を図ります。屋根があり東向きに位置するので直射日光が当たるのは午前中だけなのでスダレ等の日よけは設置せず様子見しようと思います。

水質確認

水質浄化バクテリアは発生して徐々に増えつつあるようで、pHは7以下であり「NH4/NH3」でも黄色なので飼育に適した水になっているようです。

pHはテトラの6in1を用いています。水質浄化バクテリアが働いているかの目安になるNO2とNO3も確認します。バクテリアと植物たちによる水質浄化能力がビオトープ維持に追い付いているかの目安としています。

生体の動向

導入している生体は冒頭に記載の通りメダカです。10匹導入して今のところは1匹も逝っていないです。鉢の容量からに1匹つき2Lと余裕を持たせていることが功を奏していると考えています。ちなみに導入したのは幹之メダカという改良品種です。気温が上がると飼育水はグリーンウォーター化して透明度を失うと予想し、光って目立つ品種を選択しました。鑑賞性重視です。

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給餌は毎日1回早朝に行っています。餌は人工飼料「ff03」です。量としては1匹につき1粒程度としました。水質確認結果からNO2が高めであり、かつ若干水が濁ってきている様子なので餌は控えめです。

ビオトープには植物も導入しています。フィルター等の濾過機器を入れることが難しい環境でも水質維持させたいので植物は気持ち多めに入れます。まずウィローモス(水草)を沈めいます。ウィローモスが生長するために水中の栄養分(メダカの餌のたべ残しや排泄物などの水を汚すもの)を消費してくれることを狙います。
中央にはスイレンを植えた5号の素焼き浅鉢を設置しています。土に緩行性肥料を混ぜていますので植物の生長に伴う水の富栄養化を防ぐ効果は望みませんが、土の表層や素焼き鉢側面などの細かな凹凸があるところに水質浄化バクテリアが付着・増殖してくれることを狙います。ちなみにスイレンの成長具合として、暖かくなって成長に拍車がかかったためか3枚ほど葉が水面まで上がってきました。

水面にはフィランサスフルイタンス(浮き草)は今月初めまでは寒さから衰退傾向でしたが、暖かくなったことで新しい葉が増えてきました。

どんどん増えていって水質浄化に貢献してほしいところです。

今後の活動予定

気温が上がってきてはいますが未だ産卵している様子はありません。フィランサスフルイタンス(浮き草)は最近やっと生長が進む傾向にはいったことから産卵床としてはまだ不適なのかなと考えています。上から伺うかぎりではメダカの状態は悪くなさそうですが、環境としてメダカの好む水質に至っていない、餌が不足気味?等があるのかもしれません。とりあえず人工の産卵床を設置して、引き続き水質検査を継続しながら給餌量を増やしてみようかなと存じます。

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