ベランダのビオトープ_立ち上げ4ヵ月後

アクアリウム

2022年は記録的な早さで梅雨明けしたそう。水不足が懸念されましたが梅雨明け宣言後は曇天続きでその懸念は大丈夫そうかなと思うところです。日はあまり差しませんが既に最低気温25℃以上の時期に入っていますのでメダカは活発です。朝からエサに群がってくる姿はとても可愛らしい。
さて、本記事はメダカを生存維持させるためにビオトープの環境がどうなっているかの観察、それを振り返る記録みたいなものです。
これからビオトープをはじめてみようかなとお考えのあなたのご参考になれば幸いです。

飼育設備

鉢は容量23Lのポリプロピレン製のものです。対候性は低めな素材ですが厚み1cm程度なので丈夫であり、価格に対してチープさを感じさせない良い鉢かと存じます。色はいくつかバリエーションがあります。

緑色だとこんなイメージです。個人的な感想ですが、落ち着いた色で悪目立ちしないしグリーンウォーター化したときも汚らしく見えないので悪くないと思います。

ビオトープはベランダに設置しています。暑さ対策としてエアコン ドレン排水により地面が湿気る(気化熱により水温上昇抑制を図る)ところを陣取ります。さらに床に直接ではなく板を間隔を空けて置いた上に設置することで夏場の水温上昇の軽減を図ります。沈めているスイレンが生長して大きな葉を出して日陰ができるので、今のところはスダレ等の日よけは設置せず様子見するつもりです。

水質確認

水質は毎週テトラの6in1を用いて確認しています。継続的にビオトープ内の環境を確認・維持することが目的です。
水質状況は、NO2とNO3も安全域の状態で、7月3週時点でNO3が僅かながら検出されました。NO2からNO3へ変換してくれる水質浄化バクテリアが非常に少ないことが予想されます。pHは水質浄化バクテリアの影響か下降する兆しを見せていますが7.5と高いのでアンモニア中毒が怖い。

pHが高めなのでNH4/NH3も検査しました。結果は黄色の0mg/Lとなっており現段階ではアンモニア中毒の懸念はなさそう。

生体の動向

導入している生体は冒頭に記載の通りメダカ(幹之メダカという改良品種)です。
水質が良くないためかここ一か月産卵を確認できていません。しかし一匹も堕ちず、エサ食いも悪い感じはしないので生存するには問題ない水質なのかなと推測しています。

稚魚の成育も悪くない模様。採取した卵の数に対して確認できる稚魚の数は少ないものの、上から見て1.5mmくらいの厚みをもった稚魚も確認できます。人工飼料をすり潰せば食べれる程になりました。

ビオトープには植物も導入しています。ウィローモスとスイレンの2種です。
植物は生長する過程で水中の栄養分(メダカの餌のたべ残しや排泄物などの水を汚すもの)を消費してくれるはずなので水質浄化を狙えます。

特にウィローモスは生長が早いので期待が持てます。若干アルカリに傾いた水質ですが健在です。
スイレンは素焼き浅鉢に植えて水鉢中央に設置しています。土に緩行性肥料を混ぜていますので植物の生長に伴う水の富栄養化を防ぐ効果は望みませんが、土の表層や素焼き鉢側面などの細かな凹凸があるところに水質浄化バクテリアが付着・増殖してくれることを狙います。
スイレンは肥料をよく消費するので毎月少量を追加するのが好ましいそうですが葉を出され過ぎてもメダカが見えなくなってしまうので追肥は実施しません。それでもメダカの排泄物が栄養になっているからか毎週のように葉を生やします。お手入れとしては黄色くなってきた葉を切除する程度です。

今後の活動予定

全体的な方針は変わらず現状維持です。懸念点としてはpHです。対策としては市販のバクテリア剤の投入を試してみようかと考えていますが、そのバクテリアが住み着くことはなく効果があっても一過性のものなので悩ましい。トライするなら稚魚の餌として投入し、運が良ければ水質が改善されるかも?程度の気持ちでいるべきですね。

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