ポリプテルス飼育記録_15

本記事は小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから15か月目)を書き留めるものです。ここに書き留めた内容が熱帯魚飼育をはじめる切っ掛けや何かしらの役に立てば幸いです。

ポリプテルスについて

(デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

種類や飼育設備等は下記が非常に参考になります。
http://poly.ame-zaiku.com/

我が家で飼育している種はポリプテルスセネガルスです。セネガルスはホームセンター等で販売されている横幅60cmの水槽で終生飼育可能なサイズに留まるとされていますので、お住まいが賃貸集合住宅でも安心して飼育設備を設置できます。飼育設備は過去記事を見ていただければと存じます。

飼育設備について、使用している濾材に軟水化させる吸着剤(リバースグレイン)があり、6か月毎に更新しています。今回その吸着剤をpHを調整しないものに変更しました。水槽が大きくなってpHが7付近で落ち着いており、その状態から強制的にpHを弱酸性にするものをいれることで生体の調子が崩れるかもしれないことを危惧したためです。

水質記録

飼育生体の健康維持のために水質に配慮することは長くアクアリウムを楽しむための要だと考えています。現状をしっかり把握しておくために直近三か月の水質変化と給餌量をグラフ化してみました。

水質はテトラのアプリと6in1で確認できます。


水道水のpHは7.5です。水質浄化バクテリア(水を汚す成分を分解する過程で水質を酸性に傾ける)の働きで7.5以下になるはずなのですが夏場に入ってからのpH低下が緩やかになっていることが窺えます。夏場の水温上昇による溶存酸素濃度の低下で水質浄化バクテリアが衰退傾向にあると予想します。その影響かポリプは餌をよく吐き戻していました。様子見しながら給餌量を抑えていたためかNO2、NO3は安全域で保たれています。

補足として、餌は人工飼料と冷凍アカムシを与えています。
水換え頻度は一週間に一回。飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。新しく注ぐ水の温度は飼育水と同じくらいに調整しています。

生体動向・今後の方針

秋に入って室温が低下したことでヒーターで水槽内の温度管理が楽になりました。ヒーターの設定温度は26℃です。夏場と比較して2℃程下がったことが良かったのか水面に浮かべているサルビニアの調子は良さそうです。傷んで変色する葉が減りました。セネガルスは変わらず食欲を見せています。餌をグロウFにしたことで吐き戻しは解消傾向にあるように感じます。

ガラス面お掃除係として導入しているフネアマガイも元気です。ムラはありますが塩ビ管やヒーターカバーも綺麗にしてくれるのでメンテナス生体として非常に優秀です。

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