アクアリウム用接着剤でアヌビアスを流木に接着してみた

流木にインシュロックで括り付けていたアヌビアス・ランケオラータの親株?から枝分かれし、活着する場を求めて根が延びていたので、株元から切断して接流木の空きスペースにアクアリウム用接着剤を用いて固定しました。水草を流木などに固定する手段の一つとして参考になれば幸いです。

使用道具

  • 作業トレイ・・・濡れたものを取り扱うので。こちらでは段ボールにサランラップを巻いてトレイ替わりにしています。
  • 刃物:先端角30度の刃の細かい作業用カッターナイフが使いやすいです。
  • アクアリウム用接着剤:アズー アクアスケーピンググルーを使用します。水分に反応して白く固まるので、使用する際は手袋を着用したほうが良いかと思います。
  • 小物入れ:接着剤を取り出しておく容器(大抵は少量しか使わないので)。食品トレイなどをゴミ箱からサルベージして使用。
  • 爪楊枝:接着させたい部分にほんの少し塗り付けるのに使用します。
  • タオル、ティッシュなど:接着剤は水に濡れて固まるタイプのものなので、接着させたい部分の水分をふき取るのに使用。
  • スポイト:接着剤を固定させるために水を垂らすのに使用

状態確認

枝分かれして伸びてきた茎とそこから新しく出てきた白い根が活着する場所を求めて彷徨っています。また別視点から見てみると成長したいであろう方向とは逆向きに大回りして根を活着させていました。

枝分かれした茎はできるだけきれいに見栄えよく株元から切り取りたいところですが、親株?の流木への活着が緩くならないように2~3mmほど手前に刃を入れました。インシュロックはもう外しても大丈夫そうですが、外す過程で折角 活着した根を痛めてしまいそうなので、そのままににておきます。

接着

水草の接着に関しては接着剤に付属するノズルでは余分に出てしまうかと思います。接着剤は水に濡らすと白くなり、水槽に入れると見栄えが少し気になるので、取り分けて爪楊枝などで必要箇所に塗り付けます。また、手につくと瞬間接着剤のように白くなって固着するので手袋を装着しておくとよいです。

新しく出てきた白い根が活着できるように、既に生えて時間が経って緑色になっている根や、茶色くざらざらした部分に接着剤を塗り付けて流木に固定しました。固定の前には流木の水分をティッシュなどで拭います。接着剤は粘度があり、軽く手で押さえつければ接着剤を付けた根は流木に付着します。その状態で水を垂らせば接着剤が固まって固定されます。固定後は水槽に戻して様子見です。固定が不十分ならば即日で外れて浮いてくるかと思います。上記の例では長く伸びた根を流木に巻き付けるように固定したのが幸いしたのか浮いてきませんでした。

接着から2週間ほど経過した画像です。浮いてくることなく、新しい葉も確認できました。また同居しているミナミヌマエビもお亡くなりや脱皮もしていないので、接着剤は生体にほぼ害のないものだといえると思います。

使用感まとめ

  • 小分けして使うと便利
  • 接着させたい箇所の水分はティッシュなどで吸い取る
  • 爪楊枝などで必要箇所に少量塗布を心がけると目立ちにくい

ウィローモスも同様に固定できます。アヌビアスと比較して固定は容易です。ですが接着剤の塗布部は白く目立ちやすいです。また接着剤で固められたウィローモスはやがて黒くなって枯れている模様です。成長して活着するまでの時間稼ぎとして、ほんの少量を使って部分的に固定しておくくらいが丁度よいかと思います。


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