過去データから考えてみる

株を買って優待券や配当金を得たい、もしくは買った株を購入金額よりも高値で売って利益を得たいなど、目的をもって何かを購入するときに気を配りたいのは、「欲しいものが高いか安いか」です。それの判断するには、欲しいもの(ここでは株や投資信託)が売っている市場の値動きの過去データという比較対象がいないと難しいです。いつも蓄財関連で情報収集させてもらっている動画「両学長リベラルアーツ大学」より

 第186回 【買い増し注意!】株式投資に役立つ2021年4月の投資トピック総まとめ【インデックス・高配当】【株式投資編】 https://www.youtube.com/watch?v=27lMMdYFOwE

では、J-REIT(J-(Japanの頭文字)Real Estate(不動産) Investment(投資) Trust(信託))について2020年6月から年末頃まで割安感があると仰っていました。当然理由も述べられていました。現時点でもそうですが種銭がないので割安時点で十分に買えなかったのが悔やまれるので、今後の教訓と動画内容の復習を兼ねて、日本の株式市場の代表的株価指数「日経平均株価」と「東証平均株価指数」、そして「東証REIT指数」を見比べて、今後の買い増しタイミングとなりそうな割安と判断できそうな基準?を考えていきます。素人考えなので生暖かい目で見ていただければと存じます。

各種指標

日経平均株価:東京証券取引所第一部に上場する普通株式(ETF、REITなどを除く)225 銘柄の株価を用いて算出される。
算出方法は、各銘柄毎に「みなし額面」を用いて換算したものを採用株価として合計し、「除数」で割り算する。「除数」は株式分割・併合や銘柄入れ替えなどで調整される。
・各構成銘柄の採用株価=株価×(50[円]÷みなし額面[円])
・日経平均株価=構成銘柄の採用株価合計÷除数
毎年10月初めに構成銘柄の定期見直しが実施される。
1株あたりの単価が高い銘柄に大きく影響する。参考:

TOPIX(東証株価指数):東証市場第一部に上場する内国普通株式の全銘柄を対象として算出される。
算出方法は、「各銘柄の指数用株式数に採用価格を掛け算したもの」をすべて足し算した値を算出時での時価総額として、算出したい時点の時価総額を、TOPIX基準日(昭和43年(1968年)1月4日)の時価総額で割り算し、TOPIXで設定されている基準値(100)を掛け算する。
・指数値=(算出時の指数用時価総額÷基準時価総額)×100
・各銘柄の指数用株式数=各銘柄の指数用上場株式数 × 各銘柄の浮動株比率
指数用上場株式数は、基本的に上場株式数に等しい。
浮動株比率は、市場で流通する可能性の高い株式の分布状況に応じた比率で、東証が銘柄別に算定している。年 1 回(臨時もあり)の見直しが実施される。
基準時価総額は、市況変動によらない時価総額の増減が発生する場合に修正される。
1株あたりの単価が高い銘柄や特定の業種の価格変動が指数に与える影響は小さい。

東証REIT指数:東証に上場する不動産投資信託の全銘柄を算出対象とする。
算出方法はTOPIXと同様で、基準時価総額は2003年3月31日の値、基準値は1,000とされる。
基準時価総額の修正や、浮動株比率の見直しも行われる。

参考
・日経平均株価算出要領
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/file/nikkei_stock_average_guidebook_jp.pdf
・東証指数算出要領(市場別指数編)
https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/tvdivq00000030ne-att/cal_3_topix.pdf
・東証指数算出要領(東証 REIT 指数・東証 REIT 用途別指数 東証インフラファンド指数編)  https://www.jpx.co.jp/markets/indices/line-up/files/cal_7_reit.pdf

データ推移

上記グラフは下記より過去データをダウンロードさせていただき作成しました。
 参照:インベスティング・ドットコム日本版 https://jp.investing.com/

全指標ともに2020年1月の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックにより上昇傾向だったデータ推移が急降下しています。そこからそれぞれの指標が2019年末の値に戻る傾向を示していますが、東証REIT指数はTOPIXおよび日経平均株価と比較して2020年はあまり上昇していないことが伺えます。この動向が両学長@リベラルアーツ大学の述べていた割安感の理由でした(聞き間違っていたらすみません)。

考察?

全部の指数で規則性はみられない(時々の情勢に流されて上下するので当然か)ので、タイミングを見計らって一気に買い込むよりも定期的に定額ずつ積み立てていくのが無難な気がします。ですが、東証REIT指数のように不動産に関わる指数と全業種の動向を表す指数とを見比べると動きに乖離しているところがあります(2015年12月~2017年8月など)。素直に考えるとそのタイミングが買い増しに適していたといえるのですが、実際にその時点に直面するとまだまだ下がるかもと考えて買い渋ったり、買ったはいいがそのまま上がってこず・・・みたいなこともあり得るので、結局のところ買い増し(もしくは一気に買い込む?)するタイミングは直感を信じれるときかなと思います。だれも責任はとれないので。

ちなみに私は東証REIT指数の動きに連動する下記の投資信託3銘柄を隔月10口ずつ購入しています。銘柄の選択理由は毎月分配金が振り込まれるようにすることができるので、投資信託をやっている感が毎月感じれて楽しそう と思ったからです。

  • 2556OneJリート 決算: 1月  4月  7月  10月
  • 1343NFJ-REIT 決算:2月  5月  8月  11月
  • 1488大和Jリート 決算:3月  6月  9月  12月
  • ※必ず分配金が得られるとは限らない

所作が良くなかったり、間違いや情報不足なところがあるかと存じます。お気づきのことがございましたらご教示いただけますと幸いです

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