ポリプテルス飼育記録_11

ポリプテルスについて紹介します。
(デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

本記事は2021年8月9日より飼育を開始した小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから11か月目)を書き留めるものです。ここに書き留めた内容がアクアリウムをはじめる、継続する何等かの役に立てば幸いです。

飼育設備

ポリプテルスは上顎が突出するタイプ(パルマスタイプ)と下顎が突出するタイプ(ビッチャータイプ)に分けられます。ビッチャータイプは大型化(90cm水槽以上でないと飼育が難しいらしい)しやすい種が多く、パルマスタイプは成魚で全長30cm~の種が多いとされています。セネガルスはパルマスタイプに分類され、飼育環境下では全長30cm程度に留まるとされることから、60cmレギュラー水槽でも終生飼育可能といわれています。

水槽は鈴木製作所らんちゅう水槽(60cm×45cm×高さ30cm 水量:約65L)です。濾過器はGEXグランデ600 上部フィルター。水流はできるだけ起こさないように吐出口をガラス面へ向けています。濾材にはウォーターエンジニアリングのキャビティとリバースグレインソフト6.8を用いています。また底砂としてガーネットサンドを敷いています。その他昼夜を感じさせる目的でLEDライト(GEX クリアLED POWER X 600)を設置。点灯時間は8時間です。

給餌

一日一回 ライトが消灯している時間に人工飼料(クレストフリークボトムズ)を1~2粒程度与えています。また水換えの前日は人工飼料の代わりに冷凍アカムシを1キューブ与えます。

冷凍アカムシは与える前に解凍せねばなりませんが、解凍待ちの時間を削減したいと考えて キョーリンもぐもぐバスケットを 購入して使い始めました。別容器で解凍したものを与えるよりも本商品で凍ったまま水槽内に投入したほうが嗜好性があがる印象です。


水質調査

水換えについて、週末に飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。糞の除去については見つけ次第のスポイトで吸い取って除去しました。新しく注ぐ水はお湯を混ぜて温度を飼育水と同じくらいに調節してカルキ抜きしたものを使用しています。水質確認にはテトラ6in1を使用して観察していきます。今回の推移は以下のようになりました。

NO2はあまり検出されず。しかしNO3は徐々に上がっています。隔週で給餌量を抑える等してNO3検出量:30mg/L未満を目指したいところです。pHは7近辺で保たれています。水換え後にポリプの呼吸が荒かったり暴れたりしていないので、現状ルーチンは悪くない印象。

今後の方針

水質維持の観点から給餌量と手入れの具合が釣り合っている模様。基本は今のルーチンを継続しつつ、機会があれば生き餌にトライしてみたい(だがトリートメントタンク等を準備できないから病気の持ち込みが怖い)。
ところで水槽を立ち上げて8週経って一度もガラス面を拭っていない。ポリプと同居させている計3匹のフネアマガイがとても働き者なのか、浮き草サルビニアククラータの生長が効いているのか、コケが目につかない。とても有難いことなのだかフネアマガイはなんだか痩せていっている気がする。そもそもガラス面の掃除をサボるために導入した生体。そこは餓死することも止む無しと割り切るべきか・・・

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