本記事は小型古代魚 ポリプテルスセネガルス の単独飼育の状況(お迎えしてから17か月目)を書き留めるものです。
ここに書き留めた内容が熱帯魚飼育をはじめる切っ掛けや何かしらの役に立てば幸いです。
ポリプテルスについて
デボン紀(4.16億年~3.592億年前)に発生して現代まで発生当時の姿のまま現存するとされる古代魚です。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない とされています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9
種類や飼育設備等は下記が非常に参考になります。
我が家で飼育している種はポリプテルスセネガルスです。60cmレギュラー水槽(水量57L程度)でも終生飼育可能なサイズに留まるとされていますので、お住まいが賃貸集合住宅でも安心して飼育設備を設置できます。よろしければ飼育設備は過去記事を見てください。
水質記録
水槽内の生体が元気に過ごしている。その様を眺めるのはアクアリウムの楽しみ要素の大部分を占めるかと存じます。その楽しみを継続するには生体の健康維持が大事と考えます。環境変化が激しかったり水が汚れすぎている等の生体にストレスが加わる状況は健康を損なうので水質チェックは定期的に実施していきたいです。そんな思いからに直近三か月の水質変化と給餌量をグラフ化してみました。水質はテトラのアプリと6in1で確認できます。
こちらで重要視しているものはpHとNO2(最適数値は0.30mg/L以下)とNO3(最適数値は25mg/L以下)の3点です。主に水の汚れ具合に影響する項目です。
NO3、NO2ともに熱帯魚に好ましいとされる値の範囲内で落ち着いています。ですがpHの低下は止まらず。給餌量の増加により起こったと予想されるので適度に給餌量を絞っていくほうが水質を維持するには好ましいのでしょうが、どうにも餌をねだる仕草に誘われてついつい与えてしまう。その結果が表れていると考えます。
補足として、餌は人工飼料と冷凍アカムシを与えています。
水換え頻度は一週間に一回。飼育水全量の1/3程度の交換を実施しています。新しく注ぐ水は飼育水と同じくらいに温度調節してカルキ抜きします。
生体動向・今後の方針
セネガルスについて、冬になって水温変化がヒーター依存となったことで安定している為か、pHが下がっていく状況でも食い気は変わらず。現状は調子がよさそう。
ですが給餌量を増加させた為か水面の油膜が目立つようになってしまいました。粘度が上がっているのか泡切れを悪い傾向。それの影響か、浮き草サルビニアが溶けていっている。サルビニアが生長できない何らかの要因により飼育水の富栄養化が進んで油膜が目立つようになったことも考えられます。どちらにせよサルビニアが持ち直すように何らかの手は打たねばならないです。まずは水を輸送するポンプ類をメンテする等の機器類を見直します。
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