6月に入って雨降りが多くなってきました。若干曇天気味で放射冷却しにくいためか、朝は清々しいような湿気でちょっと空気が重いようなといった感じ。梅雨ですね。ほどなく蒸し暑さで目が覚める夏が来ますね・・・
水も適温なのか、メダカは相変わらず朝からエサ食いは良い感じ。春先ごろの怯えた様子からは見違えるほどです。しっかり食べているところを観れると気分が上がります。
さて、本記事はメダカを生存維持させるためにビオトープの環境がどうなっているかの観察、それを振り返る記録みたいなものです。
これからビオトープをはじめてみようかなとお考えのあなたのご参考になれば幸いです。
飼育設備
鉢は容量23Lのポリプロピレン製のものです。対候性は低めな素材ですが、厚み1cm程度なので丈夫なはずです。色はいくつかバリエーションがあります。
設置場所はベランダです。
床に直接ではなく板を間隔を空けて置いた上に設置することで夏場の水温上昇の軽減を図ります。沈めているスイレンが生長して大きな葉を出して十分に陰となるところがあるので、今のところはスダレ等の日よけは設置せず様子見するつもりです。
水質確認
水質は毎週テトラの6in1を用いて確認するよう心がけています。
水質はNO2とNO3も安全域の状態ですが、Jun 2nd のpHが急に高くなっています。産卵してほしいがために無意識に給餌量が増えていたか、水温が上がってきて良からぬバクテリアが湧いてきたかは不明ですが、まずは人為的要因かを確認すべく、意識して給餌を控えてpH:7くらいに落ち着くか様子見したいところです。
生体の動向
導入している生体は冒頭に記載の通りメダカ(幹之メダカという改良品種)です。ゴールデンウイーク以降1匹も堕ちていません。あの個体の死因はなんだったのか、もう迷宮入りです。
さて、産卵の動向ですが有精卵と思われる卵を毎週1~3個くらい採取できるようになりました。飼育個体はウィローモスがお気に召したのか、ウィローモスばかりに卵を産み付けるので人工的な産卵床は撤去しました。
ついでに孵化も確認できました。卵は飼育設備に浮かべたGEXメダカ元気メッシュに沈めていました。室内管理(熱帯魚水槽に隔離ケースを設けたり、別容器に水道水を張ってみたり)を試しましたが孵化せず。
外で放置が圧倒的に孵化率が高い印象。やはり太陽の恵みが効いているのか・・・
稚魚の飼育に関しては放置を決め込むつもりです。逝ってしまう一番の要因は餓死らしいですが、グリーンウォーターになっているので人為的な給餌は不要なはず。余計なことはせず逝かないことを願うのみ。
ビオトープには植物も導入しています。ウィローモスとスイレンの2種です。
植物は生長する過程で水中の栄養分(メダカの餌のたべ残しや排泄物などの水を汚すもの)を消費してくれるはずなので水質浄化を狙えます。
特にウィローモスは生長が早いので期待が持てます。上記より、水質浄化よりもメダカの産卵床として機能している模様。
スイレンは素焼き浅鉢に植えて水鉢中央に設置しています。土に緩行性肥料を混ぜていますので植物の生長に伴う水の富栄養化を防ぐ効果は望みませんが、土の表層や素焼き鉢側面などの細かな凹凸があるところに水質浄化バクテリアが付着・増殖してくれることを狙います。上手く生長しているようですが大きな葉を毎週のように生やして水面が見えなくなる程。株元への光を妨げる葉は元気なものでも切除するようにします(そのほうがスイレンの生長には良いらしい)。メダカが観察できる箇所は確保したいですしね。
今後の活動予定
全体的な方針は変わらず現状維持です。これからの楽しみは稚魚の成長具合でしょうか。人工飼料は与えない予定なので時間を要するかもですが、とりあえずメダカらしき体つきになるまでは親から隔離しておこうかなと。親が子を守り育てる概念はメダカにないようですからね。ある程度大きくなってもらわないと、ただの生餌です。
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