賃貸集合住宅のベランダの片隅でイチジクの鉢植えを栽培しています。おうち時間の楽しみを増やすべくスタートさせた企画です。
高さ1mに満たない苗木からスタートして2年目の立秋、はじめての収穫ができました。出来としては生食で十分な甘味を感じるほどでした。
これからイチジク栽培をトライしてみようかとお考えのあなたの後押しになれば幸いです。
栽培記録
8月の栽培記録です。鉢植えの状況はこのように変化しました。それまでの変化については過去記事https://istayhome-aslongasican.com/enjoyment/fig-2/2022/07/1448/を見ていただけますと幸いです。
ある程度大きくなってから一か月以上変化がなかった果実は色付き始めると一週間程度で垂れる程に熟しました。
お店で売られているようなものほど鮮やかな断面ではありませんが、生食で十分な甘味を感じるほどで食当たりも起こしていません。
補足として、本記事で紹介しているイチジクは「桝井ドーフィン」という品種で、結実時期は7月頃(夏果)と8~10月頃(秋果)で2回あります。
本記事で収穫した果実は5月末頃に生えてきたものなので夏果と思われます。収穫時期が遅れたのはおそらく春先での給水量が足りなかったのではないかと推測しています。水切れを起こすとこのように萎びてしまいます。生長が阻害されるような状況を起こしたために実をつけるタイミングが遅れたのかなと。
イチジクについて
イチジクの原産地はアラビア南部や南西アジアといわれており、メソポタミアでは6千年以上前から栽培されていました。日本には江戸時代初期にペルシャから中国を経て長崎に伝来したとされる説があります。
イチジクは挿し木で増やせ、品種も多く作出されています。イチジク属の植物は自然ではイチジクコバチ属の蜂が共生しており受粉を助けてます。日本にはイチジクコバチは分布しませんので、主に単為結果性品種が栽培されています。掌状の葉が3つに分かれているものは江戸時代に輸入されたもの(蓬莱柿)で、5つに分かれているもの(桝井ドーフィンなど)は明治以降に入ってきたものとされています。
参照
育て方
購入した苗木には下記の取説が同封されていました。
管理法は取説や上記サイトを参考にします。
追加でやったこととしては週に1回だけ水やりの際にハイポニカを規定量混ぜて与えました。
あとがき
果実を収穫し終えちょっと寂しい風体になった鉢植えですが秋果になりそうな兆候は7月末時点で確認しています。一年目のときにその兆候を確認したのは9月の初め頃で、果実は熟しきらずに落下しました。2年目は一か月以上前倒しで進んでいるのかな。でも大きくなってないような。秋果の収穫はほどほどに期待するくらいに留めておきます。
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